たまことトラベル

旅好き・乗り物好き.

東北エモーション 予約の取り方・乗車レポ 2023

 


 

 

三陸の海沿いに広がる景色を眺めながら食事を頂くレストラン列車・東北エモーション。

2023年夏に東北エモーションに乗るために初の青森旅行を計画しました。

大満足の東北エモーションのことをオススメの座席、八戸や久慈のアクセス・乗車レポを交えてご紹介します。

 

東北エモーション(TOHOKU EMOTION)とは

青森県八戸駅から岩手県久慈駅を結ぶ八戸線を、約2時間かけてゆったり走るJR東日本のライブキッチン付きのレストラン列車です。震災復興支援と東北の地域活性化を目指して2013年10月に運航開始されました。お弁当ではなく出来立ての料理がいただけます。

 

10周年のデコがされてます。


東北エモーションの運転日

金曜・土曜・日曜・祝日に運航していることが多いです。

運航時刻

往路 八戸駅11:06発 久慈駅13:02着。

復路 久慈駅14:18発 16:01八戸駅着。

復路のみ本八戸・鮫・種座海岸で停車します。

一日一往復の運航です。

料理

地元食材を東北伝統の食器や備品を使って演出して提供されます。

 

往路 ランチコース

前菜、魚、メインディッシュ、プティ・フール

復路 デザートブッフェ

デザートプレート、デザートブッフェ、オードブル

(現在は席での提供)

 

往路復路ともドリンクは、ビール・ワイン・シードル・ソフトドリンク。アルコールも含めて飲み放題。ドリンク飲み放題なのは、長野のワインバレー列車ぶりです。ワイン列車のことはそのうち書ければと思います。書きましたので興味のある方はご覧下さい。

 

監修を担当するシェフは年2回、メニューは年4回変わります。

座席

のってたのしい列車 ポータル>TOHOKU EMOTION:JR東日本

個室コンパートメント(1号車)とオープンダイニングの座席(3号車)があります。2号車はライブキッチンの車両で客席はありません。

車両の図の上側が海に面している席でオススメです。

 

東北にこだわった、福島の刺子織や青森のこぎん刺し、岩手の南部鉄をモチーフとしたインテリアです。

車体

キハ110系のフルリニューアル。

車体のインテリア、エクステリア、キッチンのデザインは東北地方の特徴を生かしたものです。

外観のデザインは山形出身のカーデザイナー奥山清行さん。フェラーリとかマセラティのデザインをしている方だそうです。

東北エモーションの料金

移動費・食事・ドリンクがすべて含まれた料金です。

往路 大人1名 9500円

復路 大人1名 5600円

個室コンパートメント料金1室3600円。 お土産付きで2名からの予約が可能です。

沿線の見どころ

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島(かぶしま)や種差海岸の天然芝生地、葦毛崎(あしげざき)展望台、地元の方が手を振ってくれる洋野エモーションがあります。

 

予約方法

「乗って楽しい電車予約サイト」にて発売されます。みどりの窓口での販売はありません。

予約時に座席選択画面で席を指定します。

乗車日の4日前までの予約が可能で、一度の操作で予約出来るのは2~4名です。

予約の変更は出来ませんが、当日午前9時まで予約確認画面より取り消し可能です。

出発の10日前から取消料が発生します。

「のってたのしい列車」予約サイト

発売日

2023年10月以降出発分(2023年10月~2024年2月)は2023年8月31日14時からの発売です。予約が取れないと噂もありますが本日見た限りでは一月後の日程からは空きもみられます。まずは予約サイトで確認してみましょう。

東北エモーション乗車を含むツアー情報

びゅう商品で東京発の1泊2日ツアーの取り扱いがあります。

リゾートしらがみも合わせて乗れるプランもありました。

ツアーは1名から申し込み可能です。

日本の旅、鉄道の旅 (国内旅行予約)|ツアー一覧|JR東日本びゅうツーリズム&セールス

物販 

東北エモーションに車内販売はありません。

 

 

東北エモーション 乗車レポ

四国から両親が上京し、4人で東京発青森2泊3日の青森旅行をしました。

青森旅行 旅程表 (2023年初夏)
1日目:東京→八戸へ。 奥入瀬渓谷。
2日目:東北エモーション
3日目:青森・弘前 青森→東京

 

予約にあたっての経験談

4人なこともあり、最初に予約時には往路の予約が取れず、復路のカフェコースのオープンダイニング席を予約していました。

 

出発2週間前くらいのタイミングで、たまたま予約サイトを確認したら、往路のコンパートメント個室が空いていたので、既存の予約をキャンセルし、新しい予約を取り直しました。10日以上前だったのでキャンセル料はかかりませんでした。

 

キャンセル料がかかる前のタイミングで取消しされる方がいる可能性があります。希望の日が空いてなくても、諦めずにマメにチェックする事をおススメします。

 

発着地・八戸駅へのアクセス

今回の旅行では前日に青森入りし、本八戸駅に宿泊していました。

前泊する方は繁華街に近い本八戸に宿泊する方が多いかもしれません。

本八戸駅から八戸駅は2駅8分なのですが、便が少ないので、11:00に着く電車と、9:59に着く電車しかありません。6分で乗り換えするか1時間近く駅で待つかの2択になります。

 

当日東京から八戸入りするなら、東京駅7:32発のはやぶさ5号に乗ると八戸駅に10:24到着です。

 

八戸駅は、お土産売り場の横に待合スペースがあるので座って時間をつぶすことは可能です。この列車に乗ることは両親にはサプライズだったので待合室のポスターにドキドキしました。

 

乗車は10:55からです。ホームに降りるとすでに列車は入線していました。

レッドカーペットが敷かれ、庇とランプ!特別感があって乗車前のワクワク感も観光列車の楽しみの1つです。

 

 

スマホの予約画面を見せて乗車します。

お見送りの駅員氏とシェフ氏。

東北エモーション車内の様子

1号車

コンパートメント個室です。上着や手荷物を入れる備え付けの棚もあり、機能性もなかなか。

2号車

手前にはウエルカムドリンクのスパークリングアップルが、奥では前菜が準備中です。

スパークリングアップルはノンアルコールで、すごく美味しかった。

食事中もこれを飲みたかったのですが、こちらはフリードリンクに含まれていないのでお代わりできませんでした。

3号車

左側が海側になります。

開放的な空間です。

ランチコース

普段は赤ワインと白ワイン1種類ずつなのですが、この時期は2種類ずつ用意されていました。

 

2023年4月から9月の往路メニューの監修は秋田のフレンチレストランSous-sus(スシュ)のオーナーシェフ。ソースと香りを大事に、季節感を感じられる料理だそうです。車内とは思えないランチコースでした。

 

前菜です。

サーモンのミキュイ (半分火が通ったっていう意味だそうです。)

豚足のクロケット

ローストポーク ガレットラップ

たまごとカリフラワークリーム

青森A-FACTORYのシードルと頂いております。飲み放題列車のコスパの良さをお伝えしたいのであえてお値段言いますと普通に買うと小瓶1つ660円もします。

お箸袋の裏は女性になっていて、細かいところまでカワイイです。今回は家族旅行でしたが、カップルや女子会での利用でもテンション上がるはず!

 

車内の色々は持ち帰りフレームにまとめてみました。



魚料理とメインディッシュです。

鰆のポワレ あさりと旬菊のソース。

ホロッツホロに柔らかいお肉、牛ほほ肉のブレゼはパンと頂きます。

列車旅も終盤のころデザートタイムです。

小箱に入ってサーブされます。中にはバッケブリュレ、シュークリーム、マドレーヌ。

ミニサイズで3つも入ってました。

 

 

東北エモーションからの景色

八戸駅を出発して、しばらくは市街地です。自宅のお庭から手を振ってくださる方がいました。「日本一の朝市で有名な陸奥湊駅です」などと、アナウンスで紹介があります。

その後海岸が広がります。ビューポイントでは少し停車して景色を楽しませてくれます。

地元の方が旗や手を振って下さってるポイントでは列車の速度も少しゆっくりになりました。地元の方の歓迎は10年間続けられてるそうです。暑い日や雪の日もあるでしょうに。ありがとうございます。

 

こちらも一生懸命手を振り返しています。

 

右下の写真の奥ではデザート準備中です。

乗車後 久慈駅からの交通

13:02久慈駅到着です。久慈駅の前には駅前デパートという名のビルがありました。

あまちゃんでは観光協会のビルとして登場しました。

徒歩10分弱で道の駅くじがあります。

 

一時間後に発車する復路の東北エモーションに乗る方もいらっしゃる様子でしたが、私たちはここからバスに乗って二戸駅に向かい、そこから新幹線に乗って青森に向かいました。ちなみに現実的に乗り換えが可能なのかどうか分かりませんが八戸行きの普通列車が13:03にあります。

久慈到着 13:02

バス 久慈13:35→二戸14:45 1570円

JR東北新幹線 はやぶさ25号  二戸15:24→新青森16:05→青森16:25

東京方面に向かうは15:19発はやぶさ32号に乗車すると18:04に東京駅に到着することができます。

 

二戸駅は大きな駅で、広い物産センターや、レストランなどありました。

徒歩1.1キロの場所にチョコレート工場には、製造過程の見学やカフェスペース、体験コーナーがあります。

まとめ

景色もお料理も素敵なレストラン列車、70歳代の両親もとても喜んでいて、いい親孝行ができたと思います。

 

最後にコンパートメント限定のお土産のお披露目です。

1人に1っミニトートバックを頂きました。復路はボールペンになります。いい記念になりました。

 

レストラン列車・東北エモーションすごく素敵な観光列車でしたのでかなりおススメです。次は青森旅行全体のことをご紹介します。

 

www.jreast.co.jp