たまことトラベル

旅好き・乗り物好き.

四国旅行2泊3日モデルコース 観光列車・四国まんなか千年ものがたりで行く香川・徳島・高知旅

題名

少し前の記事で香川県多度津徳島県大歩危の間を走る観光列車、四国まんなか千年ものがたりの記事を書きましたが、この度2度目の乗車をしてきました。今回は羽田から飛行機で香川入りして、観光列車で徳島を経由で高知入りしました。前回は香川の観光地のご紹介をしましたので、今回は高知の観光地や宿の紹介をしていきます。

 

四国まんなか千年ものがたりについての詳細や基本的な予約方法についても前の記事をご参照下さい。今回の予約時の状況などはこの記事に書いておきます。

tamatamaiikotogaatta.hatenablog.com

 

四国へのアクセス

ここでは東京から今回の四国の玄関・高松へのアクセスをご紹介します。

詳細な時間は変更される可能性がありますのでプランニングの段階でご確認下さい。

ちなみに四国まんなか千年ものがたりの多度津駅出発は10:19になります。

飛行機

羽田発のANAJAL、成田初のジェトスターがあります。

8:45に高松空港着のANAから21:40着のJALまで利用可能です。

LCCジェットスターは早朝と夕方の2便です。

多度津駅高松空港間は公共交通利用ですと1時間半~2時間以上かかると思われますので当日の高松入りだと多度津駅10:19発のまんなか物語の発車には間に合いません。

タクシーも調べてみましたが、ギリギリ過ぎて微妙なラインでやめておきました。

 

列車

サンライズ

東京から高松までの寝台列車サンライズ高松の利用はいかがでしょうか。寝台はすべて個室。住宅メーカーと共同で設計したインテリアを使用しています。

東京21:50発、高松7:27着。高松琴平間延長運転日は多度津駅まで直接行くことが出来ます。多度津駅には8:25着です。

岡山まではサンライズ出雲と連結されて走行しています。

かなり人気の列車ですので予約開始日に秒殺ではないでしょうか。私も一度乗ってみたいです。

www.jr-odekake.net

高速バス

西東京バス琴平バスがあります。高松駅から先へもシャトル区間利用で行けるようです。バスや乗車場所にもよりますが20時くらいから乗車し、翌朝香川に到着します。

全国の高速バス・夜行バスの予約!格安・最安値情報【バス比較なび】

 

四国まんなか千年ものがたり列車予約

2号車 

今回の旅行では予約の食事はシェアするつもりでしたので、JR四国ツアーのセット商品ではなく乗車料金と食事券を別々に購入しました。

 

まずは席の確保。発売日の朝にみどりの窓口に並びましたが、購入手続きをしている間にみるみる席が埋まっていきました。人数によって選べる席が決まってますので選択肢は限られています。今回は2号車の「夏清の章」「冬清の章」を予約することになりました。ベンチソファーの車両です。

 

以前高知駅みどりの窓口で購入するときは座席番号が書かれたパネルを見ながら予約することができました。今回はJR東日本みどりの窓口でしたのでそこまでの用意はされていませんでした。自分でプリントアウトしたり、スクショするなどで準備しておくと第一希望の席が取れなかったときに便利だと思います。

 

余談になりますが、当初は3人旅行の予定で、4人掛け席(3名以上で予約可能)を予約してました。予約後しばらくしてから1人追加になり、窓口を再訪したのですが、追加手続きが結構大変でした。

 

予約済みの4人席の1席分は空いているのですが、この席を1人予約することは出来ないシステムらしいです。なぜなら勝手に見知らぬ一人旅の人と相席になることを防ぐため。色々手を尽くして、なんとか変更できました。

 

お食事券はWebサイトから予約しました。

たまことトラベルの旅程表

1日目 丸亀泊

私は今回は都合により最終便で香川入りしましたが、午前便を利用して、香川観光を楽しむことをおすすめします。

 

最初何となく高松のホテルを予約していましたが、多度津とは逆方向ですし、それほど滞在時間もないので朝ゆっくり出来るように丸亀に変更しました。高松ほど繁華街ではないので、駅前滞在の割にひっそりしておりましたがそれでも夜に駅近くの居酒屋で美味しい瀬戸内の料理を堪能し、朝はうどん屋に行くくらいのお楽しみはありました。我々の到着が遅すぎて行けませんでしたが骨付きどりの一鶴のお店も近くにありますし、丸亀城など観光地もあるので少し早めに丸亀入りしたかったです。

 

泊まったのは東横イン丸亀駅の真ん前で電車移動を控えた身にはとっても便利でした。朝食も付いているのでうどんを食べたあとコーヒーだけ頂きました。

2日目 香川から大歩危(徳島)へ

丸亀から多度津に移動して、まんなか物語に乗車です。

多度津に着いた時点ではまだ列車は調整中で真ん中の線路にいました。

 

出発

テーブルの上には車内注文分のドリンクや軽食のメニューがありました。

テーブル

 

季節限定メニューやお土産のプレートもありました。秋なので季節のケーキはスイートポテトがラインナップ。

遅めに注文したら、ラスト1つしかないと言われたので気になる物があれば早めに注文したほうがいいみたいです。ビール➕150円のフィッシュカツや、牡蠣のアヒージョなどを頂きました。

 

 

 

琴平駅で一時停車です。

ウエルカムドリンクを頂いて、専用ラウンジや駅舎の見学ができます。

予約の食事を積み込んでいたようで、神椿のお店の方も出発のお見送りをして下さっていました。

琴平駅
予約の食事

 

旅程

琴平を過ぎると、列車は山の中に進んでいきます。

途中、秘境駅坪尻駅に立ち寄りスイッチバックを体験したり、池田高校で有名な阿波池田駅に立ち寄り法被などをお借りして記念撮影ができます。

途中下車

 

前回の乗車に続いて、今回も快晴とはいきませんでしたが、吉野川と四国の山の緑はきれいでした。

 

川の向こう側からお見送り。

大歩危の景色

 

大歩危の様子

大歩危駅に到着。チンドン屋のシャボン玉でお迎えしてくれます。

大歩危で川下りをしてから南風で高知入りする予定でしたが、雨予報だったので丸亀で南風の指定の変更をしておりました。途中ポツポツ降ったくらいだったので変更しなくても良かったかもです。大歩危駅みどりの窓口はないので朝の時点での判断でしたがミスジャッジでしたね。

 

まんなか物語到着後すぐの高知行の特急もありましたが、1時間ほど滞在して駅前のお店や川沿いの遊歩道をプラプラして過ごしました。

 

この辺りの移動ができる路線バスもありましたしタクシーもいましたので大歩危観光予定の方は参考になさってください。

https://miyoshi-tourism.jp/wp-content/themes/tmp/pdf/download/bustable_JP.pdf

 

 

 

大歩危マート1は貸し切り営業中でした。中で祖谷そばなどを召し上がってる様子。

大歩危マートには初めて見るサイズの田舎豆腐が。食パンくらい大きかったです。

 

 

3日目・高知観光

いよいよ高知に到着です。高知は東西にとても長いので足摺岬などへの訪問を検討中の方は高知駅からそのまま中村方面へ列車移動を続けるほうが良いかもしれません。

 

今回は2泊3日の四国旅のモデルプランですので、1日で気軽に訪れることができる高知市内の観光地を中心にご紹介します。

 

便利な観光ツール

まず高知県観光に便利でお得なツールを2点ご紹介します。

 

竜馬パスポート
竜馬マスポート ブロンズ

竜馬パスポートです。まずは、高知駅などで竜馬パスポート申請書を入手して3つスタンプを貯めましょう。パスポート参加施設の宿泊所や商店、観光施設の利用で押印されます。参加ホテル1泊で1つ・高知城で1つ、ひろめ市場で500円消費すると1つ押印してもらえるので最初の3つは簡単です。

3つスタンプを貯めると青パスポートの申請が可能です。高知駅・空港・帯屋町などで交付手続きを行っています。パスポートを参加施設で提示することにより様々なサービスが受けられるようになりますし、さらに押印を集めることができます。定められたスタンプが埋まると青、赤、ブロンズの順でグレードアップしていき、受けられるサービスもグレードアップされます。高知空港のインフォメーションではパスポート発行が可能な上高知空港売店でも押印と割引サービスが受けられるので帰りのお土産をお得に買い物することが出来ます。

 

龍馬パスポート | 高知県観光情報Webサイト「こうち旅ネット」

 

MY遊バス

市内の観光地の移動に便利なバスの一日乗車券です。

桂浜券と五台山券があり、それぞれ1000円と600円です。

市内の観光施設の割引サービスも受けられますのでお得に利用して下さい。

MY遊バス|高知県観光情報Webサイト「こうち旅ネット」

 

路面電車

東西の路線と南北の路線がはりまや橋で交わっています。高知駅からの移動に便利です。市内は均一料金ですので、南北路線に乗ってはりまや橋で東西の路線に乗り換えるときは、降車時に運転手さんから乗換券をもらいましょう。次の降車時はこの乗換券を支払いの入れ物に投入すればOKです。

1日乗車券もありますので、坂本龍馬の生誕地や上町の竜馬の生まれた町記念館や桟橋の自由民権期年間など近場の観光をされる方はちょっとした移動に使えて便利だと思います。

・竜馬の生まれた町記念館HP(ミニマムで私的には好きな記念館です。入館料が300円とお安いのも魅力的) 龍馬の生まれたまち記念館 | 龍馬の生まれ育った高知市上町周辺

・自由民権記念館HP https://www.i-minken.jp/

高知市内の観光地

はりまや橋
はりまやばし

はりまや橋はがっかり名所として名をはせていますが、東西に走る路面電車の交差点であり、市民のランドマークです。名誉挽回を試みてアンパンマンを配置したり、よさこい節のオルゴールが流れる仕掛け時計を設置したりして割と楽しめるスポットです。

 

運が良ければ3つの路面列車がはりまやばし交差点で交わるトリプルクロスが見られます。電車好きの方ははりまや橋横の西鉄インの電車側のお部屋に滞在することをオススメします。

 

高知城

高知城

市内中心部にある高知城は江戸時代の天守が現存している現存12天守のひとつです。天守の他に、本丸御殿、やぐら、追手門など本丸の建造物がほぼ残されている貴重な城です。私の祖母は市内中心部に出かけることをお城下に行くと言っていました。お城は町のシンボルですね。

天守への入場は420円。開館時間は9時~17:00です。

高知城 公式ホームページ | Kochi Castle Official Website

 

ここでもオススメのホテルを。

滞在した高知会館の電車通り側の部屋からは天守閣が綺麗に見えました。

木曜市もすぐ側で開かれます。

ひろめ市場
ひろめ市場

土佐藩家老の名前が由来のひろめ市場。高知の食が集う場所です。店舗の席とフードコートの席があり、店舗の席の他店からの持ち込みについては店舗により変わります。(飲み物だけその店で頼めばOKとか、その店で取り扱いのあるメニューの他店舗からの持ち込みはダメとか)

 

地産の珍しい野菜、リュウキュウの酢の物や、田舎寿司、ウツボや鰻、土左巻き、なぜかインドカレー、色々な物が食べられます。

人気なのは餃子の安兵衛や、塩タタキのやいろ亭。焼きたての脂が溶けたカツオの塩タタキの旨さをぜひ味わって下さい。

ひろめ市場の安兵衛がお休みでも、近くの屋台の店舗は営業していることもありますよ。

ひろめ市場:営業時間 10時~23時 (日曜は9時~)

日曜市
日曜市

日曜日の朝から夕方まで開かれる日本一長い曜日市です。普段は4車線の道路の追手筋の2車線を通行止めにしてお店が開かれます。

高知の曜日市は火曜日と木曜日、土曜日にも別の場所で開かれていますので日曜日以外の滞在の方はそちらを覗いてみて下さい。

 

色鮮やかな季節の新鮮な食材や懐かしいお餅、お洒落なスイーツや植物など様々な商品が売られています。普段は生産者の方がお店を出している事も多く、元気なおばちゃん達の様子を見ているだけで楽しいです。

うどんや焼き鳥などの食べ歩きも充実しています。中でもいも天は観光客にも地元客にも大人気です。

日曜市:日の出から日の入りまで。ざっくりしてて高知らしくて好きです。

 

ブライトパークホテルやウェルカムホテルは大手筋沿いに立地していますのでチェックアウトまでの間に日曜市を覗きたい方はとても便利だと思います。

県立牧野植物園

高知市南東部の五台山にあるNHK朝ドラらんまんで有名になった牧野博士の植物園です。とても広くて見ごたえがあります。植物以外にも、映像や展示エリアも充実。

ミュージアムショップやカフェレストランもあるので一日ゆっくり過ごせます。お弁当を持ってピクニックしても気持ちがいいと思います。

牧野植物園

高知県立牧野植物園 THE KOCHI PREFECTURAL MAKINO BOTANICAL GARDEN

牧野植物園:9時~17時

高知駅からMY遊バスで行くことができます。

竹林寺

牧野植物園の隣にある、四国霊場31番札所です。♪土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うをみた♪のよさこい節の舞台でもあります。五重塔や名勝庭園など見どころも多く、イベントも盛んに行われています。

五台山 竹林寺|高知県高知市五台山|真言宗智山派の寺院

桂浜

♪月の名所は桂浜♪と歌われる、県内有数の観光地です。高知・太平洋といえば桂浜をイメージする方も多いのではないでしょうか。海を見つめる坂本龍馬像があり、夏から秋にかけて竜馬と同じ目線になれる展望台が設置されることもあります。

 

最近公園内の商業施設の整備が進みカフェやショップが新しくなりました。

桂浜水族館や県立坂本龍馬記念館も隣接しています。

【公式】桂浜公園 KATSURAHAMA PARK

まとめ

観光列車、四国まんなか千年ものがたりの乗車レポと高知市内の観光地のご紹介を致しました。高知空港から羽田空港行の最終フライトは19時台後半なのでご紹介した観光地はいくつか回ることが出来ると思います。成田空港行のジェットスターは15時発ですので午前中だけの観光になりそうですね。

 

そして、私の大好きなものがたり列車シリーズですが、実は高知でも走っています。

志国土佐 時代の夜明けものがたり。

今回ご紹介出来なかった市街地の観光地や夜明けものがたり列車の事もそのうちご紹介出来ればと思います。